【手相】運命線から何がわかる?長さや濃さ等の特徴別の意味と見方をご紹介

手相 運命線
「運命線からどんなことがわかるの?」
「運命線は長ければ長いほどいいの?」
「運命線がない」

運命線は、その人の人生における運勢を占うことができる手相占いです。仕事運や家庭運などを見ることができ、今後の目標や方向性を知ることができます。

生命線、感情線、頭脳線などと共に基本となる手相ですが、形や長さなど個人差が多い運命線。今回は、そんな運命線の基本となる見方をはじめ、パターン別の占い方などについて詳しくご紹介します。

運命線とは?運命線からわかること

運命線の位置はどこ?

運命線は、一般的に手首の方から中指の付け根に向かって縦に伸びている線です。

始点が手のひらのどこにあっても、中指の付け根に向かって伸びている線はすべて運命線。たとえ中指の付け根に届いていなかったとしても、運命線と見ることができます。

運命線は、生命線、感情線、頭脳線などとともに手相の基本線とも言えるものですが、個人差が大きい線。長さや濃さは人によってかなり違いがあります。中には2本以上ある人もいれば、反対に運命線が全くないという人も少なくありません。

手相は、普段の行動や考え方によって変化しますが、運命線は基本線の中でも特に変わりやすい線。今はあまり良くない運命線であっても、今後十分変化する可能性はあります。

運命線からはどんなことが分かる?

運命線からは、仕事運や結婚運など『人生全体の流れ』を占うことができます。運勢のアップダウンや今後起こる可能性の高いこと、どのように運命を切り開いていくかなどについてわかります。

線の長さや濃さだけでなく、運命線がどこから始まっているか、どこで終わっているか、途中に出ているサインなどから様々なことを読み取ることが可能。

また、運命線から年齢を読み取る『流年法』を用いれば、運命の時期を知ることもできます。

【運命線の手相】パターン別の見方

運命線といっても、様々な形や種類があり、それぞれ意味が異なります。そこで、代表的な運命線のパターンと意味をご紹介します。

1.手首から中指の付け根まで伸びている『天下筋』

運命線の中でも最高の強運線と呼ばれる手相で、手首近くから中指の付け根まで真っすぐ伸びている線。別名『天下筋』とも言われます。

人に頼らず、物事を自分の考えで進めていくタイプ。精神力も強く強運の持ち主で、自分の信じた道で努力を重ねていくと、その分野のトップクラスになれるほどです。雇われるより雇う向きであるため、経営者など独立系が適職。女性の場合、運勢も信念も強すぎるがゆえ、独身または離婚の多い相となります。

2.頭脳線で止まっている『早熟線』

運命線が頭脳線で止まっている手相は、早いうちから才能が開花し、社会的に活躍する早熟型タイプ。何でも器用にこなせる天才肌ですが、おごらず努力を続けることが重要です。

仕事面でも金銭面でも、恵まれた生活を送ることができますが、35歳くらいを境に運勢が停滞。これまでと違う世界へと方向転換を余儀なくされたり、女性の場合は結婚や出産、離婚が原因で仕事運が下がりやすくなります。運命線が頭脳線を越えれば問題ないので、頭脳線を超えるようにイメージをしながら過ごしましょう。

3.頭脳線より上からスタートしている『大器晩成線』

頭脳線よりも上から運命線が出ている相は、年を重ねてから結果が出てくるタイプ。運命線のスタートが中指に近ければ近いほど、大器晩成型と言えます。

若い頃は苦労が多く、下積み時代も長かったりしますが、前向きに努力をし続けることで晩年認められます。勤めていた人が退職後に起業をしたり、子育てがひと段落して働き始めるなど、中年以降に成功しやすい運命。この相を持っている人は、『定年=ゴール』ではありません。一生現役として過ごすようになるでしょう。

4.運命線が途中で切れている

線が途中で切れている運命線は、人生の転換点が訪れることをあらわしています。仕事を辞める、転職する、結婚や出産で家庭に入るなど、環境が大きく変わることを示します。

切れた運命線がその隣から出ているときも、同じくターニングポイントと見ることができます。たとえ、一度運命線が途切れていても、その後の線がしっかりしていれば、転換期を迎えた後もキャリアを伸ばしていけるので問題ありません。切れ目が大きくなると、全く違う仕事に転職をする可能性も。

5.運命線が全体的に切れ切れ

運命線が全体的に切れ切れ(途切れ途切れ)に伸びている場合、社会運が不安定な状態であることを示しています。特に、リストラや就職の失敗など転職を繰り返す人に多く見られる相です。

希望しても定職につけないというだけでなく、忍耐力がなく、マイナス思考で優柔不断な性格といった場合にもよく見られる相。粘り強い努力を続けることで運気は好転するので、自分に合った職場を見つけ、腰を落ち着けて取り組むようにしましょう。

6.途中で上向きに複数枝分かれしている『実業家線』

運命線が、途中で上向きに複数枝分かれしている場合、経営者に向いているサイン。商売の才能があり、リーダーシップを取れるやり手。

運命線が枝分かれしているということは、複数の事業を同時に手掛けることができる、色々な事業にチャレンジできるなど、実業家として成功することを示しています。枝分かれしている年齢で新しい事業をスタートすると、軌道に乗せることができます。

7.運命線から月丘に向かって斜めに伸びる線がある『モテ線』

運命線から、月丘(小指の下方で手首よりの領域)に向かって下向きに伸びる線は、別名『モテ線』とも言われ、本人が意識していなくても、異性を引き寄せてしまうモテモテの状態であることを示しています。

気配りのできるタイプで、人と接するのが得意。どこにいてもチヤホヤされ、異性だけでなく同性からもモテます。本数が多く、長く、太いほどモテ度もアップ。ただし、八方美人と見られることも多いので注意しましょう。

8.運命線が2本ある『二重運命線』

運命線が平行して2本あらわれている場合、仕事運や社会運が2倍にパワーアップ。自分の力で成功への道を確実につかむことができる強運の持ち主です。

2つのことを同時にこなせることも示しており、本業とは別に副業を成功させる可能性も。また、仕事の幅が今よりも広がる可能性や、女性の場合、仕事と家庭を両立させることもできます。2本の線が平行している部分は、多忙な時期となるでしょう。

9.運命線に寄り添う線がある『パートナー線』

運命線に並行して寄り添うように線が伸びている場合、援助者があらわれることを示しています。この線は、『パートナー線』『サポート線』などと呼ばれています。

二重生命線は、平行に伸びる線が2本ともはっきりしているという特徴がありますが、パートナー線は、メインの運命線ほど濃くはないものの、目ではっきり見てわかるややはっきりした線。運命線から1~5ミリ程度離れた範囲に出ます。

パートナー線が出ている時、運命線がより補強されて、運気もアップします。パートナー線が親指側に出た場合は、親兄弟や身内などごく身近な人から、小指側に出た場合は、異性や他人からの助けを借りることを示しています。

10.運命線の先が三股に分かれている『トライデント』

運命線のゴール(中指の付け根側)が三股に分かれていることを『トライデント』と言います。運命線のトライデントは幸運のしるし。晩年に幸福や運勢の安定が訪れることを示しています。

また、トライデントは才能が多彩であることの暗示。仕事も多様化することが多く、多角経営や複数の副業から収入を得られることも。若い時は苦労をすることもありますが、努力すればするほど実を結ぶため、最高の晩年が訪れることを信じて努力を続けましょう。

11. 運命線、金運線、財運線交わって1本にまとまる『覇王線』

覇王線は、手のひらの真ん中あたりで運命線、金運線、財運線が交わって1本にまとまっている相。熊手や鳥の足のような形をしており、別名『三奇紋』とも呼ばれています。

この相を持つ人は、他を圧倒するような才能があるかなりの強運の持ち主。また、精神力と忍耐力が強く、かなりの努力家です。数々の成功や出世が大金につながり、一代で億万長者になることも。

非常に大きな成功を手にする反面、努力を怠ると力が発揮できないだけでなく、どん底に落ちることも。浮き沈みの激しい人生を送ることになるでしょう。

12. 生命線・感情線・頭脳線・運命線がM字を描く『ラッキーM線』

生命線、感情線、頭脳線、運命線が結びついて綺麗なM字になっている手相は、『ラッキーM線』と呼ばれ、他の人に比べて強運の持ち主であることをあらわしています。4つの線が結びついていることにより、大きな幸福が手に入ります。

ラッキーM線は、極めてまれな手相。この手相を持つ人は、人柄も良く、現実的に物事を見ることができ、羽目を外すことも少ないためパートナーには最適。若年期は努力が必要となり苦労することもありますが、中年期以降にその成果が出てきます。線がハッキリ出ているほど、幸運度も高くなります。

13.運命線上に『島紋(アイランド)』がある

運命線の途中に島のような丸い形が出ている場合、運気が停滞しているサイン。仕事に関することで問題が発生することを示しています。

運命線の流年法が当てはまる年齢で、仕事上の失敗やトラブル、思うように成果が出ない、社会で活躍することができないなどの苦しい状況が訪れます。島紋はどの場所に出ても凶暗示。島が出た時は無理をせず、休息を取る、立ち止まって考えてみるなどの行動を取るようにしましょう。

14.運命線上にフィッシュ途中に『魚紋(フィッシュ)』がある

フィッシュは、一筆書きで魚を描いたような手相で、尻尾のところがクロスしています。アイランドと間違えやすいですが、尻尾があるのが最大の特徴で、アイランドとは正反対の吉相となります。

フィッシュが運命線上にあらわれている場合、その時期に突然の幸運が訪れることを示しています。予期せぬ臨時収入を得られる、仕事が成功して昇進する、理想にピッタリ合った結婚相手に出会えるなどの幸運が舞い降りてくることも。巡ってくるチャンスを逃さないようにしましょう。

【運命線の手相】基本的な運命線の見方

右手と左手のどちらを見ればいい?

手相は、右手と左手ではあらわす意味が異なります。

一般的に、左手には性格や才能、運命などその人が持って生まれた運勢などの『先天的な情報』が、右手には日頃の行動や考え方によって変化した現在の運勢や未来などの『後天的な情報』があらわれます。

  • 左手:性格や才能、運命などその人が生まれつき持つ運勢【先天的な情報】
  • 右手:行動や努力によって得られた現在の運勢や未来【後天的な情報】

運命線を見るときは、両方を見て総合的に判定をするのが望ましいですが、初心者には難しいため、現在の状況や未来をあらわしている右手で見ることをおすすめします。

運命線の濃さからわかること

運命線の濃さからは、その人の性格や人間関係においての傾向を占うことができます。また、結婚後のタイプなども読み取れます。

【運命線が濃い】

運命線が濃い人は、強い意志や責任感を持ち、自立した生き方をしているタイプ。どこにいても中心となって目立つリーダー的資質を持っており、目標に向かって突き進んでいきます。仕事面でも頼りにされることが多く、成功する可能性も高いです。

困難があってもあきらめずに努力を続けることができますが、頑固な一面も。何でも自分で決め、色々なことを一人で背負う傾向があるため苦労も多く、精神的な負担も大きくなりがち。女性の場合は婚期が遅れる傾向がありますが、結婚後もパートナーに自分の意見をはっきり伝えられるため、家庭をリードする存在となるでしょう。

【運命線が薄い】

運命線が薄い人は、客観的で周囲と強調して生きていくのが上手な人。人の意見や考え方を尊重し、敵を作らず、周りとの協調性を大切にします。そのため、他の人からも頼りにされる傾向があり、多くの人に慕われます。また、人からの支援を受ける傾向も強く、自分も周りから助けられて生きていきます。

控えめで人とぶつかることはあまりありませんが、自分の意見を伝えるのが苦手。周りに流されやすく、我慢してストレスをためることも。結婚後はパートナーに尽くしますが、ストレスもため込みやすいので、抱えすぎないように注意してください。

運命線の長さからわかること

運命線の長さは人それぞれ違いますが、手首の付近から中指の付け根まで伸びているなら、長いと判断します。手のひらの途中までしかない、逆に手のひらの途中から伸びているといった場合は短いと判断します。

【運命線が長い】

運命線が長い人は、目標に向かって突き進んでいくタイプ。早い段階からしっかりとした目標を持ち、長い時間をかけて、ひとつのことに人生を費やしていく傾向があります。長いだけでなく濃い人は、さらに目標を実現する可能性が高くなります。

自立心や独立心も強く、仕事運にもめぐまれているため、自ら会社を設立して成功を収め人や、有名な会社に入って出世する人も少なくありません。

【運命線が短い】

運命線が短い人は、早い時期から才能が開花して活躍をするタイプ、または晩年になって活躍をするタイプのいずれかです。

後ほどご説明する『流年法』によって、運命線が開始する位置、終わる位置を見ることで、運気がアップする年齢、停滞する年齢がわかります。運命線は変わりやすい線でもあるので、日頃の行動や考え方によって十分変化します。あきらめずに努力しましょう。

運命線の起点からわかること

運命線は、起点がどこにあるかによっても、その人の性質や運勢を占うことができます。

【起点が生命線】

起点が生命線となる運命線を持つ人は、エネルギッシュで活動的。チャレンジ精神が旺盛で、他人の力を借りることなく、自分の力で何とかしたいと考える努力開運型タイプ。何もしないで過ごすことが苦手で、仕事が生きがいという人生になりやすいです。

【起点が頭脳線】

起点が頭脳線となる運命線を持つ人は、将来大物になる素質アリ。35歳以降の中年期より成功する線ですが、若い頃は苦労をすることも。下積み時代と思って努力を続けるようにしましょう。頭脳明晰で、肉体労働よりも頭を使った知的労働が向いています。

【起点が親指側(金星丘)】

親指側の金星丘から出ている運命線は、別名『跡取り相』と言われ、親兄弟・家族など身内の助けによって開運していく手相。社会に出ても親や実家との縁が深く、家業を継ぐ、財産を相続するなどバトンを受ける立場になりやすいですが、結びつきが強すぎて婚期が遅れがちです。

【起点が小指側(月丘)】

小指側の月丘から出ている運命線は『タレント線』とも言われ、芸術や芸能の世界で活躍できる暗示。音楽、ファッション、建築家、タレントなどといった分野に身を置くと成功しやすいです。また、身内ではない周囲の人からの援助や協力を受けて開運する運勢。開運には、人間関係が重要となってきます。

運命線がない人もいる

手相の基本ともなる運命線ですが、中には運命線がない人もいます。

運命線がない人は、人生を自分で切り開くというよりも、その場その場の環境に柔軟に適応してマイペースに生きていく傾向があります。固定観念にとらわれることがありませんが、無計画に人生を歩んでいるとも言えるでしょう。

人と協調して成功をつかむタイプで、職場や友人関係においても自然にムードメーカーに。女性の場合、専業主婦になるには良い層で、結婚相手の運命に寄り添って生きていくことができます。

運命線がなくても、計画的に人生を歩むようになれば、運命線があらわれてくるので、あきらめず前向きに日々を過ごすようにしましょう。

運命線から転機となる年齢がわかる『流年法』

運命線には『流年法』というものがあり、変化が起こる時期を推測することができます。

流年法は占い師によって判定の仕方も異なりますが、その中でも正確な測定方法として定評のある西谷泰人氏の算出方法をご紹介します。

西谷式流年法 運命線
  • 手首(手首線のあるところ)を0歳、中指の付け根を100歳とします
  • 手首線と中指付け根の中間地点を30歳とします
  • 4分の1地点を21歳、4分の3地点を53歳とします
  • それぞれの中間地点を25歳、35歳とする

流年法をもとに運命線を占えば、大きな変化を迎えるおよその年齢が分かるので、よりチャンスもつかみやすく、注意して行動をすることができます。

なお、留年法はあくまで目安として考えてください。

運命線を読み取って確実にチャンスをつかみ取ろう!

運命線にはたくさんのタイプがあり、人によって大きく異なります。

運命線は、仕事運や結婚運などその人の人生における運勢を占うことができます。また、流年法を使用することでその時期も分かるため、人生設計を立てやすくもなります。

他の手相に比べ、運命線は変化しやすい相。たとえ良くない結果であっても、行動や考え方を変えることで、良い手相に変化する可能性が高いです。

運命線が伝えるメッセージを読み取り、チャンスを活かして、充実した人生を送ってください。